画像生成AIで世界はどう変わる？

最近、個人でも無料で使える画像生成AIがリリースされました。名前は、Stable Diffusionです。このAIに何か文章を入力すると、結果としてその文章から予測した画像が生成されます。例えば、「漫画調で書いた東京工業大学」と入力すれば漫画のイラストのような東京工業大学がアウトプットされます。※Stable Diffusionは英語のキャプション付き画像で学習しているため、日本語による入力には弱いです。

さて、このAIを使えば何ができるかを考えてみます。私が一番良さそうと思ったアイデアは、小説の状況をAIで描いてもらうことです。私は小説を読みたいモチベーションは高いのですが、文字で風景や世界観を説明されても、それを思い浮かべることが苦手で、小説を楽しめません。例えば、「都会とは思えないような木々の緑が目に飛び込んでくる細い路地」という文章があれば、その風景をAIに描いてもらえば小説を楽しむことができます。

これはAIを活用する一例ですが、まだまだ活用例は存在しそうです。SNSが普及する前は、世界中にシェアするために写真を撮るという発想がなかったように、コロナが流行る前はリモートワークが当たり前になるという発想がなかったように、このAIが普及すれば、今では思いつかないような発想が生まれてきそうです。そこを考えるのも楽しそうですね。