CONTENTS 01

Research研究内容

当研究室では以下のテーマに
関して研究を行っています。

RESEARCH 01

5G

第5世代移動通信システムの略称で、2020年にサービス開始を予定している次世代の通信規格です。超高速大容量、超低遅延、多数同時接続の3つが大きな特徴です。

近年、移動通信トラヒック量は急激に増加しており、5Gの要求条件の1つである超高速大容量では、4Gと比べて1000倍の大容量化、100倍程度のユーザー体感速度の向上が求められています。 当研究室では、端末と基地局間の干渉を抑圧し、全体の通信品質を高く維持する方法を検討しています。

HAPSは地上20kmの成層圏にソーラ発電により無人飛行する飛行基盤であり、それに第四、第五世代の携帯電話の無線中継装置を搭載して、半径50~100kmの超広域のサービスエリアを構築する成層圏セルラー通信の研究を実施しています。一方、LAPSは地上100m~1km上空を飛行するドローン等の無人飛行基盤であり、地上基地局を用いてそれと通信できる上空サービスエリア構築の研究を実施しています。

RESEARCH 02

100m~20km上空に位置する航空機やドローンと無線通信を携帯電話網で行うための新たな三次元空間携帯通信基盤です。

RESEARCH 03

電波が伝搬する特性。移動通信では各環境における 電波の伝搬損失、伝搬遅延、電波到来角等の 伝搬特性の研究開発が進められています。

移動通信方式におけるセル設計を効率よく実施するためには電波の伝搬特性を解明する必要があります。 本研究室では、 LTE及び第5世代移動体通信を対象としてマクロセル内部に同一周波数を利用するスモールセルを複数設置する “三次元空間セル構成”の電波伝搬の研究開発を実施しています。

本研究室では、ソフトバンク(株)と共同で第5世代セルラー通信ネットワークと成層圏セルラー通信基盤を協調制御し、通常のスマートフォンを用いて超広域を低遅延でカバーする“三次元空間セル構成”の研究開発を世界に先駆けて実施しています。この技術により、屋外空間(三次元空間)を全て移動通信のサービスエリアにすることが可能となり、その実現に大きな期待が寄せられています。

RESEARCH 04

5G、HAPS/LAPS、電波伝搬は図のように、互いに密接な関係にあります。