CONTENTS 03

TWEET/つぶやき

Title

今月のつぶやき(研究員)

  • 2021-12-01
  • diary

2021年12月の研究員のつぶやき

研究員の藤井克典です。
先日、用事があって北海道の実家に行ってきました。
北国の木々はすっかり色づいて、早くも秋の終わりを感じました。

関東は、まさに紅葉のシーズンですね。皆さんはもう紅葉狩りには出かけられましたか。
微妙に異なる木の葉の色が上品に重なり合って錦の織物のような豪華さを作り出している紅葉の美しさには、やはり心が動かされますね。

日本には古代から親しまれ、慣用的な名前が付けられた色がたくさんあります。
それらを「和色」と呼び、JISでは147色が選定されているそうです。
茜色(あかねいろ)、臙脂(えんじ)、朱色(しゅいろ)、桧皮色(ひわだいろ)、山吹色(やまぶきいろ)、刈安色(かりやすいろ)、黄蘗色(きはだいろ)、・・・等々

私たちの祖先たちは、このように微かに違う色にそれぞれ趣のある名前を付けることで、色の雰囲気やイメージをわかりやすく表現してきたのだと思います。
本当に素晴らしい文化ではないでしょうか。

私もあらためて日本の色を味わいに出かけてみたくなりました。