博士の思い出＝図書館個室

昨年12月に博士課程を修了したOBの星野です。

私は2019年10月に社会人博士として入学し、2年と3か月の間大学に在籍していました。振り返ってみると長いようであっという間の2年3か月でした。

意外と大変だったのが授業でした。修了要件として12単位の取得が必要で、最初の約1年は単位の取得に腐心していました。若い学生に混じって講義室で授業を受けるのは懐かしく新鮮ではありましたが、ひたすら続く授業とレポート課題の連続で何度も心が折れそうになりました。それでもめげずに1年半でなんとか全単位を取得できました。

平日は会社の業務であまり研究を進められませんでしたので、研究や論文の執筆は専ら土日に行っていました。また、家だと家族がいて集中できないので近くの図書館に通っていました。2時間120円で借りられる研究席という個室があって、そこをよく利用していました。ほとんど毎週、足繁く通っていたので顔と名前を覚えられていて、入口のゲートを通り過ぎると係りの人が利用者用プレートに私の名前を書き始めているということがよくありました(笑)。

この2年と3か月は、仕事と学業の両立に悩んだり、研究もなかなかうまく進まなかったりと、本当に卒業できるのか不安になることもありましたが、飛び込んでみれば意外となんとかなるものだなと思いました。もし社会人博士に挑戦するか迷っている方がいれば是非積極的にチャレンジして欲しいです。