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今月のつぶやき(教員) 「電話会議システムと翻訳について」
- 2022-07-01
- diary
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電話会議システムと翻訳について
教員の表です。先日2年ぶりに国際会議のために海外出張をしました。コロナ禍が始まって2年あまりの間、国内外の多くの会議はE-meetingで行われました。コロナ禍以前にはほとんど使用したことがなかったさまざまな電話会議システムを利用する機会が増え、その一長一短を体感することになりました。それぞれの電話会議システム自体も今も進化を続けています。
最近は対面で会議を行うことも随分と多くなりましたが、その多くがE-meetingとのハイブリッド会議となっています。対面とE-meetingのハイブリッド会議でよく見られるのが、対面同士であっても資料はプロジェクタを使用せず電話会議システムを利用して提示する手法です。先日出張した国際会議もこの手法を利用していました。会場にいる人も、会場に来ないで世界中から参加している人も資料は電話会議システムを通じて共有していました。この手法の利点は二つあると思います。一つは特に会場が大きい場合、プロジェクタの投影画面がよく見えないことがあるのですが、この手法では自分のPCの画面で資料を見ることができるので内容が良くわかるということです。そしてもう一つが、特に国際会議の場合、電話会議システムの仕様によっては文字起こしが利用できるということです。基本的には英語で会議が進むのですが、発言者の発言内容がほぼリアルタイムで文字として表示されます。英語のヒアリングが苦手な場合、大きなサポートとなります。今回の会議では残念ながら文字起こしのテキストをコピーすることができない仕様だったのですが、このテキストをコピーすることが可能であったり、あるいは精度の高い翻訳ツールと連携してその文字自体を瞬時に翻訳してくれるように発展できれば、さらに大きな助けとなります。技術的にはそれほど難しい話ではないと思うので実現に期待したいですし、自分自身でも方法を探ってみたいと思います。
さらに、こちらの日本語の発言も自分の音声のまま電話会議システムが英語で話してくれるようになればほぼ完璧ですね。ドラえもんの「翻訳こんにゃく」の世界に近づいてきたと思います。
ハイブリッド会議が前提となりつつあり、さらに電話会議システムが翻訳機能を完備してくれれば、私を含むそれほど英語が得意でない人たちにとって、これまでの苦労が夢のように解消されるかもしれません。近い将来そうなることを楽しみにしています。