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今月のつぶやき(研究員) 「アンデルセン公園」
- 2022-09-01
- diary
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アンデルセン公園
研究員の藤井克典です。
船橋市に「ふなばしアンデルセン公園」という自然豊かな美しい公園があります。
私も自宅から近いため、時々散策に訪れます。
アンデルセンの童話と言えば、「人魚姫」「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」など多数あり、日本でも古くから親しまれていますよね。
この公園は、船橋市とデンマークのオーデンセ市が姉妹都市となったことが縁で、オーデンセ市出身のアンデルセンの童話の世界をモチーフにした施設を構築し、「アンデルセン公園」として開設されました。
また、2015年には世界最大級の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」主催の「トラベラーズチョイス 世界の人気観光スポット2015」のテーマパーク部門で東京ディズニーランド、東京ディズニーシーに次ぐ日本国内3位の人気テーマパークにも選出されたと聞いて、「まさか!」と驚いたのを覚えています。
公園は、5つのテーマゾーンに分かれており、小さな子供から高齢者まで楽しめる工夫がなされています。
①ワンパク王国ゾーン
フィールドアスレチックやポニーの乗馬、小動物たちとのふれあい広場など、自由にのびのびと遊べるエリアです。変形自転車、ミニ鉄道も大人気です。
②メルヘンの丘ゾーン
アンデルセンが活躍した1800年代のデンマークの田園風景や園のシンボルである風車を再現したエリアで、ちょっとした異国情緒を楽しめます。
③子ども美術館ゾーン
つくる・あそぶ、がテーマの「ワークショップ室」、織物や陶芸、染物、版画など、様々なプログラムを体験できる「アトリエ」が充実した小さな美術館です。
④花の城ゾーン
美しい花がいっぱいの「四季の庭」をはじめ、アンデルセン童話をイメージしたオブジェや遊具を配置した「キッズガーデン」など、季節を感じながらのんびりと過ごせるエリアです。
⑤自然体験ゾーン
この土地の雑木林や湿地を活かして作られたエリアで、湿性植物が茂る水辺、その下流の田んぼ(棚田)の周辺を散策路が巡り、四季折々の里山の自然を体験できます。
園内には、ワイヤレスイヤホンなどで使われる無線通信規格Bluetoothの名前の由来にもなったデンマーク王ハーラル1世(青歯王)が建立した石碑(ハーラルの石碑)のレプリカがあます。この石碑は、ヴァイキング特有の帯状装飾で囲まれたイエス・キリスト像のレリーフと古代文字であるルーン文字(Bluetoothのロゴマークに使われている)が刻まれた石碑で、デンマーク国家の起源を示す貴重な資料となっているそうです。
皆さんも機会があれば、一度訪れてみてはいかがでしょうか。