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今月のつぶやき(研究員) 「虹は7色?」

  • 2023-01-04
  • diary

虹は7色?

研究員の藤井克典です。

寒い季節がやってきましたね。先日、ネットニュースを見ていたら、「空に逆さ虹が現れました」という記事を見つけました。写真を見ると、確かに普通の虹とは逆のアーチを描いた虹が写っていました。「環天頂アーク」と呼ばれる現象で、太陽の中心から上方45度くらいの空に氷の粒からなる薄い雲が広がり、その雲が太陽の光を屈折させて鮮やかな光学現象を出現させるのだそうです。本当に美しい7色の虹です。

「7色」って、言ってしまいましたが、虹は本当に7色なのでしょうか?少し調べてみると、なんと、国によって虹の色数は異なるようです。

主な国の虹の色数

国や文化などの違いによって、色の見方や表現が違うようですね。同じ物を見ているのに、こんなにも異なるなんて、世界って面白いですね。

ところで、多くの日本人にとって虹が7色である理由については、英国の物理学者ニュートンによる光の研究が関係しているそうです。1666年、ニュートンが太陽光をプリズムで虹色の帯に分解し、虹の色を7色としたというのが始まりで、明治維新以降、欧米の影響を受けていた日本もそれにならい、明治時代の教科書に「太陽の光は7色」と記載されたことから7色が一般的になったようです。

ラッキーセブン、七福神、・・、まあ「7」は縁起の良い数字ということにして、今年2023年(2+0+2+3=7)はコロナも終息して良い1年であってほしいものです。