CONTENTS 03

TWEET/つぶやき

Title

今月のつぶやき(SB研究員) 「蕎麦を食して思うこと」

  • 2022-12-01
  • diary

蕎麦を食して思うこと

研究員の須藤です。
先日、蕎麦屋に行きました。
肉そばを頼んだところ、豚肉だったことに驚きました。
関西では肉といえば牛肉だったので、無意識に牛肉を期待していたことが原因です。
あ、肉そばはとてもおいしかったです。豚肉も歯ごたえがあり、食べ応えがありました。

その時にふと、東京に来た当初、関東と関西の違いを同僚と話していたことを思い出しました。
肉といえば関東では豚肉、関西では牛肉なのです。
例えば肉じゃがもこちらでは豚肉で、関西では牛肉で作ります。カレーもそうです。
すき焼きは関東、関西ともに牛肉のようです。

この違いについては以下のような説があります。
その昔、比較的気温が低い関東では素早く農作業できる馬が、温暖な関西では素早さよりもパワーを求めて牛が使われていたそうです。
その後、食肉文化が外国から入ってきて、農耕用に使っていた牛や馬を食べるという文化が浸透しました。
馬肉は好みの味ではなかったようで、関東では馬の代わりに豚を食する文化が浸透したそうです。
関西では牛を食べる文化が根付き、現在もこの傾向が続いています。

肉といえば牛、豚、鳥、羊、鹿、猪…いろいろありますが、皆さんは何を思い浮かべますか?
関西で育った私はやっぱり牛肉です。北海道の人は羊なのでしょうか?

肉だけに限らず、ほかの食べ物や方言など…地域ごとの違いはとても興味深くおもしろいです。
違うことがアイデンティティなんだなぁと感じます。

ちなみに「やきとり」といえば鳥をイメージしますが、函館や室蘭では豚肉を指すそうです。
函館や室蘭に行った際はぜひ試してみてください。